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『約束のネバーランド』が第1話から出木杉君で大反響が約束された名作だった件

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(出典):週刊少年ジャンプ 公式サイトより

 『約束のネバーランド』(通称:約ネバ)は、2016年から週刊少年ジャンプにて連載されている作品です。原作:白井カイウ先生/作画:出水ぽすか先生のタッグですが、お二人とも『約束のネバーランド』でメガヒットを達成した方々ですね。

 

ジャンル的には「ダークファンタジーサスペンス」と言えましょうか?

しかしながら、ダークなストーリーにも拘わらず少年漫画らしい「友情・努力・勝利!」「逆境をひっくり返す!」といった要素がかなり強いため、子供から大人までまるで沼にはまるようにドハマリすることが期待される作品です。

 

敢えてこのマンガを一言で表すなら!

「ここ人肉農園ってマ!?ワイら3人は天才肌やから逃げれるが、小っちゃい子供は見捨てられへん…!みんなで逃げるやで…!」

というマンガです。

飛ぶ鳥を落とす勢いで売れに売れまくり日本経済をブン回している本作品!ガババっと読んでいきたいと思っています 

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

背表紙は近年珍しいオシャンタイプですね。う~ん、これはオシャンティン…

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あらすじ

親のいない子どもたちが集まる孤児院「グレイス=フィールドハウス」(GF)。そこでは孤児たちが「ママ」と呼ばれ慕われているイザベラのもとで楽しく幸せな生活を送っていた。

子どもたちの中でも、エマ・ノーマン・レイの3人はとびぬけて優秀で、毎朝のテストでそろって満点を取るほど。そんな中、里親のもとへ旅立ったコニーが大切にしていたぬいぐるみを忘れたことに気付き、エマとノーマンは近づくことが禁じられている門へ急いで向かう。

そこで2人は衝撃的な光景を目にすることに…。

(出典):Wikipediaより

これぞ令和のメガヒット作品!と言うに値する堂々としたあらすじです。

もはやディズニー映画の新作なのではないか…?というレベルにダークファンタジーな魅力が満載のあらすじとなっています。

 

 

 

まずは基本情報から

2020年6月現在18巻まで発売済みです。

累計発行部数は何と2,100万部を突破しており、この売上帯には『ROOKIES』『アイシールド21』『賭博堕天録カイジ』など有名どころで完結済みなマンガが並んでいます。『約束のネバーランド』は当然まだ連載中ですので、ここからさらに右肩上がりに記録を伸ばしていくでしょう!

 

ただ、連載開始時に担当編集者が「20巻以内に終わる漫画」を目指していたと発言していたという噂もあり。。最近衝撃的な勢いで完結していった『鬼滅の刃』の件もあるので、『約束のネバーランド』もあと2巻で爆速完結してしまう可能性もあります。

 

あとなんかツイッター見てたら

ハリウッドドラマ化しとる!!!

私は全くハリウッドとか詳しくないのですがが、これがとんでもないことだけはわかります…わかりますよ……なんて言ったってあのロドニー・ロスマンとあのマシ・オカとあのメガン・マロイが出演するなんてぇ~~~~・・・・・

まぁ…正直キャストには全くピンときていないのですが、今やマンガがハリウッド化する時代ですね、素晴らしいです。

 これほどの漫画なので受賞歴は錚々たる顔ぶれです。

  • 漫道コバヤシ漫画大賞2016       
  • みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2017 
  • 第63回小学館漫画賞         
  • マンガ新聞大賞2017         
  • 漫道コバヤシ漫画大賞2017
  • このマンガがすごい!     
  • みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2018

TSUTAYAとコバヤシが買収されているわけではないです。

完全に実力です。

 

 

 

総合評価

ストーリー ★★★★★★★★★★
画力 ★★★★★★★★★★
キャラクター ★★★★★★★★★★
ロジック ★★★★★★★★★★
コマ割り ★★★★★★★★★★

 

やはり序盤の脱走劇、特にイザベラとエマたちの腹の探り合いが一番の目玉でしょう…!

 

グレイス=フィールド脱走編(1〜5巻)のハラハラドキドキワクワクシコシコ感は、連載初期とは思えぬ画力の高さと相まって人類史上最高の1〜5巻と呼び声高いです(私の中で)。もうマジで面白い。デスノートのL編ぐらいの面白さ。

脱走してからの展開もまぁ面白いことには面白いんですが、この漫画のピークはどこ!?と言われたら間違いなくグレイスフィールド編でもうホントに間違いないです。NoProblem!Final Answerですね……!

 

あとはですね、絵のタッチが抜群にうまくて第1話からダークファンタジーな作品とミラクルマッチしていて鬼の脱帽です。ただ、キャラに関しては終盤アリのように湧いて出てくる「鬼」が全く見分けがつかんとです。基本敵キャラなんですが、鬼同士の戦いなんかが始まった日には完全にお手上げです。もう雰囲気で察するほかないのです…

 

売れる名作達の第1話というのは、やはり読後に「こりゃア売れるゼ…!!」と声高らかに叫んでしまうぐらい異才を放ちがちなのですが、『約束のネバーランド』の第1話は「お前これ、30年間これに費やしたんか…?」と聞きたくなるぐらいの完成度を誇っており間違いなく史上最高の第1話で間違いないでしょう。

いや、本当に第1話だけでも読んでみてください……ちびります。ちびまる子ちゃんです…

 

 

 

ここがアツい!

脱走に向けたエマ達とイザベラの熱い攻防!

大事なことなので何度も言いますがグレイスフィールド脱出編は最高傑作です。

10年間過ごしたハウスが人肉農園で、最愛のママがその管理者(第1話で明らかになるのでぎりネタバレじゃないはず!)と分かってからエマ・レイ・ノーマンは脱出に向けた戦略を練りはじめるわけですが、その攻防が面白いことこの上ないわけであります。(ゼヒヨンデミテネ!)

 

一見少年ジャンプっぽくないストーリーを少年ジャンプたらしめているのが「友情・努力・勝利」を地で行く主人公エマなのです。

ハウスにはエマたち以外にもっと小さい子供達もいるわけですが、エマは全員助けることにこだわります。レイ・ノーマンは若干ドライな一面があるのですが、最後にはやはりエマに心動かされていくという………心ピョンピョンしていくという…………なんともまぁ少年漫画なわけであります。

 

 

 

総評

『約束のネバーランド』いかがだったでしょうか?

実質人肉農園で暮らしているような人生を送っている人々には、エマたちの脱走劇を見て何か思うところがあるのではないでしょうか!?私はとても感動しました!

ぜひご一読ください!

原作:白井カイウ 作画:出水ぽすか ¥436

 

以上