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『アクタージュ act-age』が今一番面白い絶対即購入必須即感謝な最高名作だった件

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(出典):週刊少年ジャンプ 公式サイトより

『アクタージュ act-age』は、2018年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載中の役者マンガです。原作:マツキタツヤ先生、漫画:宇佐崎しろ先生による作品で、特に作画の宇佐崎先生はなんと漫画を描くのは2作品目という…!なんたる才能か……

 

「役者」という比較的珍しいジャンルを扱った漫画(ほかに思いつくのは『累-かさね-』や『ガラスの仮面』などでしょうか…)ながら、壮絶な過去を持つ主人公が数々の強敵と出会いながら役者としての実力を伸ばしていく展開はまさに超王道少年漫画と言っても差し支えないでしょう…!

さすが少年ジャンプ…!さすジャンプです…!

 

まぁとりあえずレビューしていきます…!

行くぜ……!

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

本棚はこんな感じになります。

背表紙オシャレでとってもステキ……f:id:Toyoyoyo:20200801202839p:plain

 

 

 

 

あらすじ

3万人が応募する俳優発掘オーディションに参加し、素人にもかかわらず比類なき演技力を見せつけた女子高生・夜凪景。その危ういまでに突出した才能に目をつけた若き天才映画監督・黒山墨字によって力を引き出された景は、天性のメソッド演技を武器に、『スタジオ大黒天』に所属し女優としての階段を駆け上っていく。

 (出典):Wikipediaより

本作の主人公・夜凪景は、普段は無表情ながら時たま天然な振る舞いを見せる美少女女子高生で、賞金目当てで参加した芸能事務所「スターズ」の俳優発掘オーディションに参加したことをきっかけに、天才映画監督・黒山墨字と出会います。

自身の過去の感情を自在に蘇らせ、役柄の内面として表現する「メソッド演技」こそが夜凪が独学で身に着けた一番の武器であり、これを見た黒山は自身の事務所「スタジオ大黒天」に夜凪を迎え入れ彼女をビシバシと鍛えていくのです…!

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(出典):アクタージュ act-age コミックス1巻より

 

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(出典):アクタージュ act-age コミックス1巻より

 

黒山墨字との出会いをきっかけに女優としてのキャリアをスタートさせる夜凪でしたが、いくら天才と言えど役者としての経験はまだまだの夜凪…!

そんな夜凪は女優活動を続けるうえで様々なライバル・仲間と出会い、どんどん女優としてパワーアップしていくのです…!まさに「友情・努力・勝利」のすべてが詰まった完璧な少年漫画なのですね…!ライバルとの演劇バトルのアツさと言ったらもうたまらない……(個人的にはドラゴンボールのフリーザ編よりアツいと思っています…!)

 

作中の登場人物の中で私のイチオシが、何といっても百城千世子(ももしろ ちよこ)ちゃんなのです…!このパーフェクトなルックスと透き通るような透明感が魅力的で、もう初見の時点で完全にメロメロ…♡完メロ不可避でした……!

ただ、こんな彼女も内心はアツい思いを持っており・・・そういった一面も物語が進むにつれてガッツリ扱われておりますので気になる方は読むっきゃないのです!

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(出典):アクタージュ act-age コミックス1巻より

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(出典):アクタージュ act-age コミックス1巻より

 

役者と言うだけあって美男美女ばっっっかり…目の保養にもなるのです…!

 

 

 

 

 

まずは基本情報から

2020年7月現在、単行本12巻まで発売済みです。

累計発行部数はなんと300万部を突破!特に単行本11巻はオリコンチャート「週間コミックランキング」で10位にランクインしたほど瞬間最大風速もMAXなのです。

受賞歴的に言うと、第43回講談社漫画賞少年部門にノミネート。さらに2019年には『呪術廻戦』、『地獄楽』とならんで「集英社PUSH3作品」に選出されているなど圧倒的に売れているわけなのです。

 

そのほか役者漫画ならではのところで言うと、主人公の夜凪を実在する女優として扱い企業とのキャンペーンタイアップやイベント実施を目指す「『夜凪景』女優化プロジェクト」なるものが開催されたり、2022年にはなんと『アクタージュ act-age 〜銀河鉄道の夜〜』のタイトルで舞台化される予定とのことです…確かに銀河鉄道の夜編はあり得ないぐらいおもしろい……!流石すぎる…!

 

 

 

 

総合評価

ストーリー ★★★★★★★★★
画力 ★★★★★★★★★
キャラクター ★★★★★★★★★★
ロジック ★★★★★★★★★★
コマ割り ★★★★★★★★★★

評価高すぎ高杉君…!

次世代の少年ジャンプを担う「邪道ジャンルながら超王道」でマジで文句ナシなパーフェクトマンガでした…!

 

キャラクターが非常に魅力的に描かれているのがまず見どころ…!

主人公の夜凪をはじめ、登場人物それぞれにスポットがしっかり充てられており、どのキャラにも感情移入してしまうようなところが最高なのです…!特に持ち前の天才的表現力を伸ばしてメキメキと役者としての力をつけていく夜凪に対して、憧れと嫉妬を内心でメラメラ燃やしていく百城千世子ちゃんと星アキラくんの心理的描写が素晴らしすぎるのです…!(というか千代子ちゃん好きすぎる…!)

 

画力もまたずば抜けている…!ずば抜けがちである…!

どの俳優も美男美女で控えめに言っても最高…!特に扉絵1枚絵の画力はどうなっているのか全く分からないレベルの高さでもはや上手いとかじゃなくて芸術的だと称賛するのが正しいのでは…と思ってしまうほどなのです…!

 

私イチオシの扉絵が単行本5巻のこれ…!

めちゃくちゃ幻想的できれい!宇宙の画力と水面に浮く髪の表現力とか半端ない…このレベルの扉絵は本当に見たことない…

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(出典):アクタージュ act-age コミックス5巻より

 

 

 

 

 

ここがアツい!

演劇シーンの圧倒的な表現力、そして説得力が飛びぬけている…!

誰かが別人になる瞬間、役に感情を重ねて体から発した迫力がこれでもかと伝わってくる瞬間の絵は非常に魅力的で、読んでいて鳥肌が止まりませんでした…!

 

この魅力を支えているのが、やはり作品の画力もあるのですが、それに加えて実在の演技法であることが作品に説得力を持たせている一因なのではないかと思いますね…

 

夜凪は家庭の事情で幼いころから周囲と関係持つことが少なく、一般的な感覚とはかけ離れている…そんな社会性のなかった夜凪が演劇を通して周りの人間と関係を深めていき自信を成長させるという、その少年漫画的な要素がやはり一番の魅力ではないでしょうか…!

もしかして「役者マンガって結構イロモノなんじゃない…?」とか「少年ジャンプっぽくないから何となく敬遠してた…」みたいな人がいるんじゃないですか…!?それは違うんです、、、『アクタージュ act-age』こそが少年ジャンプなのです…!
 

 

 

 

総評

『アクタージュ act-age』いかがだったでしょうか?

少年ジャンプっぽくないけど超王道少年漫画…!ビームが出ないドラゴンボールだと思って頂ければ…!

買って後悔はさせません!ぜひご一読ください!

原作:マツキタツヤ 漫画:宇佐崎しろ ¥460