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『ウサギ目社畜科』が社畜とウサギのマリアージュで奇跡的な脱力系社畜マンガだった件

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(出典):週刊ヤングジャンプ 公式サイトより

『ウサギ目社畜科』は、2017年からウルトラジャンプ(集英社)で連載されている脱力系ブラックコメディです。作者は藤沢カミヤ先生という方で、私は知らなかったのですが他にも何点か作品があるみたい…

 

タイトルと作品画像から分かる通り、社畜というブラック要素をウサギというゆるふわ要素で中和しつつコメディっていくという今までにない読み応えを誇るのが本作品の特徴でしょうか…!

 

ebookjapanで第1巻が無料公開されていたので手に取ってみたのですが、みるみるドはまりしてしまい一気に全巻一気買いしてしまった…!結局のところ現代人は社畜ってワードが大好きなんですね分かります…… 社畜根性丸出しなのです…

行くぜ……!

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

本棚はこんな感じになる

ebookjapanの天敵、YJCめ…なんで背表紙用意してくれないんじゃ……!

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あらすじ

ブラック企業で社畜生活を送るサラリーマン・津田真司郎の部屋に飛び込んできたのは月でリストラされた謎のウサギ・ふわみ!! 

月で毎日24時間餅をつく仕事をしていたふわみは働かないと死ぬという体質であったため、ふわみに押し切られる形で社畜が社畜を雇うことに…!! ふわみを何とか追い出したい真司郎だったが、手をこまねいているうちに2匹目のもふこも自宅で雇用するハメに…!!

押し売りブラック労働が吹き荒れる脱力コメディ!

(出典):Wikipediaより

超絶ブラック企業で社畜として働く主人公・津田と、月からやってきたふわみともふこという脱力系ふわふわ社畜の3人が本作品のメインキャラクターです。

それぞれの魅力をバチコリ紹介していきますね…!

 

津田真司郎

ひょんなことからふわみを不本意ながら雇用するはめになったブラック企業勤務のサラリーマン。ふわみからはしゃちょーと呼ばれており、残業・休日勤務で心が荒み切っています。

(自分を見ているようで胸が痛い…!泣)

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

 

ふわみ

風雨をしのげる場所を探していた際、車に跳ね飛ばされ津田宅のベランダに落ちてしまったのが出会いです。働かないと死んでしまう体質で、月では毎日24時間(15分睡眠交代制)餅を付く仕事をしていたがフケーキの煽りで、りすとらされ地球に棄てられてしまったという過去を持ちます。

月での食事は木の皮をかじるといった超劣悪環境だったため、パック寿司のガリ・家事諸々で月給1円・家は段ボールという条件でも歓喜のあまり涙を流して感謝するほど…!

どんな料理の中にも餅を入れたがり、また仕事がなくなると体がブヨブヨになりスライム状になってやがて死んでしまうのです……

(う~ん、設定の大渋滞……笑)

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

 

もふこ

ふわみの後輩でふわみと同様、働かないと死んでしまう体質で津田に雇用してもらうことになります。

耳で方角が分かったり耳予報なるもので天気が分かったりするため、津田からは有用だと認識されています。また津田の要望でパン食が続いた際は、食事はパン一択で他は不要と考えるふわみに諫言したりなど、非常に有能な面を見せたりするが基本的にはふわみ同様社畜精神にあふれている可愛いうさぎなのです……

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

 こんな感じでふわみともふこ可愛い~!な漫画です

「ろうどうのよろこび」!!

「やりがいこそごほうび」!!

 

 

 

まずは基本情報から

2020年6月に単行本5巻が発売され、完結しています。

完結したばかりですね…!個人的にはもっと続いてほしかったのになあ、と思うのですが(まだ全然ネタもあったと思うし…)その反面ラストがとても心温まる終わり方だったのでGoodなのです…!

  

発行部数も受賞歴も調べてみたのですがさっぱりわかりませんでした…

隠れた名作とはこういうことなのですね

「ポジティブ系社畜コメディ」という現代ウケが半端ない作風に加えて、このコミカルなキャラクターはアニメ化までこぎつけそうな感じが猛烈にします…アニメ化前に原作を押さえておくべきではないでしょうか!?

 

 

 

総合評価

ストーリー ★★★★★★★★★★
画力 ★★★★★★★★★★
キャラクター ★★★★★★★★★★
ロジック ★★★★★★★★★★
コマ割り ★★★★★★★★★★

 ふわみともふこ可愛すぎて…!

こんな健気な社畜おらんで…………!! 

第1話を読み切った時点でふわみ・もふこの愛らしさに完全にやられてしまいました…

ふわみは月でもちをついて働いていたのですが、月の不景気によりリストラされて地球に捨てられてしまったという設定です。

もうこの意味不明な設定だけで十分魅力的なのですが、何と月のウサギは「ろうどうのよろこび」を常に感じていないと死んでしまうという度が過ぎた社畜精神を持っており、この愛くるしい外見とのギャップが堪らなかったのです…………!

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

 

月から地球に来たウサギは実はもう1匹いるのですが、こちらもまた犯罪級に脱力かわいい…………!ふわみの後輩、もふこさんです!

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

ハバナイスろうどう~!

なんて毎朝送り出されたら嫌な仕事も頑張れるってもんですよ!

………

……

(それはちょっと嘘かも……)

 

兎にも角にも、この月の社畜ウサギ2匹がぴょこぴょこ労働の喜びをかみしめながら、地球の社畜・津田真司郎の家で働くシーンを描いたコメディ漫画ってわけです。

 

 

 

ここがアツい!

ふわみともふこの脱力感がたまらない!労働の喜びを感じる…!

ふわみともふこが労働の喜びを感じているシーンで1~5巻を突き抜けるという点が最大の魅力と言えるのではないでしょうか…ふわみ&もふこに惹かれた人は一気買いしても問題ないと思われます…!

 

2人ともセリフの語尾が「〇〇~!」っという表現になっていて、どれだけ社畜を発揮していても朗らかな脱力感が演出されているところも高ポイントです…!

個人的に一番好きな社畜エピソードがこれ…!

押すと眠気が吹き飛び24時間連続で勤務ができるようになるツボ…!話に度々登場するのですが、毎回このキマってるふわみの目の感じが大好きなのです…!

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(出典):ウサギ目社畜科 コミックス1巻より

 

 

 

総評

『ウサギ目社畜科』いかがだったでしょうか?

現代に社畜は数多いると思いますが、その誰よりもこのウサギたちはポジティブに「ろうどうのよろこび」を体現していきます……その姿には非常に癒されますね笑

ぜひご一読ください!