(出典):ヒマチの嬢王 コミックス1巻より
『ヒマチの嬢王』は、2018年から裏サンデー(小学館)で連載スタートしたキャバ嬢コメディ漫画です。連載が続いて人気を博してからは無料漫画アプリ「マンガワン」から全話無料で読むこともできるようです。
作者・茅原クレセ先生は(おそらく)本作品がデビュー作だと思われるのですが、キャバ嬢の実態と舞台である鳥取県米子市がかなりリアルに描かれており、「米子出身の元キャバ嬢か何かかな……?」と私は邪推しております。
ジャンル的には少女漫画ですが、むしろ少年青年に読んでほしいキャバクラ漫画!
行くぜ……!
※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!
本棚はこんな感じになる
なんで5,6巻の背表紙準備されてないんや……(怒)
あらすじ
元No.1キャバ嬢がシャッター街を変える……!
ここは鳥取県米子市朝日町。都会の喧噪に嫌気がさし、実家でグウタラ生活を送る歌舞伎町“元”NO.1キャバ嬢・アヤネ。母の一喝により、実家の「スナック」をしぶしぶ手伝うことになるが、流石は元No.1。圧倒的な活躍を見せ、店内は飲めや歌えの大騒ぎ。
そんな中、元彼を名乗る同級生ジュンが現れて… 「夜の街」での二人の出会いは、朝日町を、米子市を、ひいては鳥取全体を活性化させる事になる。
(出典):Wikipediaより
主人公・一条アヤネは歌舞伎町“元”NO.1キャバ嬢でバリバリに活躍していたのですが、ある出来事が原因で地元の鳥取県米子市に身を寄せている、というところから物語が始まります。
しばらくはダラダラと実家生活を満喫していたのですが、 母から「働かざるもの食うべからず」と至極ごもっともなお叱りを受けたため、母のスナックを一晩手伝っていたところ旧友のユリナと自称元カレのジュンに出会い、ひょんなことからジュンの経営する潰れかけのキャバクラをお手伝いすることに……!
この3人が鳥取県No.1、いや全国No.1キャバクラを目指して創意工夫を凝らしていく物語なのです…!!
(出典):ヒマチの嬢王 コミックス1巻より
まずは基本情報から
2020年6月現在6巻まで発売済みです。
今なら大人買いで一気に追いつけますね。
じわじわと知名度を上げており、6巻発売時点では累計15万部を突破…!間違いなく今後グワッと有名になるであろう漫画なので、今のうちにチェックしておくのが良しなのです…!
歌舞伎町元NO.1キャバ嬢が地元鳥取で無双するお話① pic.twitter.com/4yWGJo1eNQ
— 茅原クレセ@6巻6/12発売 (@kayaharakurese1) 2020年3月28日
きれい🥺 pic.twitter.com/VoJAUupIAo
— 茅原クレセ@6巻6/12発売 (@kayaharakurese1) 2020年6月15日
受賞歴などはまたないのですが、そんなものは後からついてくるというもの…!今年マンガ大賞などにノミネートされることは間違いないレベルだと思いますね……!少なくとも現在連載中のマンガワンでは毎週話がUPされるたびに50万お気に入りを獲得するなど既に熱狂的な人気なマンガです。要チェックなのです…!
総合評価
ストーリー | ★★★★★★★★★★ |
---|---|
画力 | ★★★★★★★★★★ |
キャラクター | ★★★★★★★★★★ |
ロジック | ★★★★★★★★★★ |
コマ割り | ★★★★★★★★★ |
面白すぎてビビるんだが……!?
読む前は正直
「裏サンデー?聞いたことないけどただのお色気マンガで人気を吊り上げるエロティック漫画にどうせ決まってるやん…?」
と少々厳つめの偏見を持って読み始めたのですが、面白すぎて膝から崩れ落ちる結果となりました……
鳥取県米子市というド田舎の歓楽街を舞台にキャバクラ店舗を構えるわけですが、いわゆる「町興し」をキャバクラでやるのか…!そうきたか…!というギャップが堪らない……
登場するキャラは田舎の風土も影響してか、かなり人当りが多く好印象なキャラばかり(キャバクラ漫画なのに商店街のおじさんたちとかがたくさん登場するのです…これがまた愛嬌があって可愛らしい…)。しかもクレア先生の画力が非常に高くて女の子がみんなハチャメチャに可愛い……!私はキャバクラには行ったことないですが、今すぐにでも行きたくなるぐらいでキャバクラ業界の売上にも大きなインパクトを与えていると思われます……!
主人公・ アヤネが歌舞伎町元No.1キャバ嬢だったということもあり、ストーリーも掘り下げ放題ということで今後の展開にも期待大です。
小学館が世に送り出した最強漫画です……!
(出典):ヒマチの嬢王 コミックス1巻より
ここがアツい!
キャバクラ経営マンガという唯一無二のジャンル!
キャバ嬢にスポットを当てた作品は他にもたぶんあるわけ(私はあまり思いつきませんでしたが…笑)ですが、『ヒマチの嬢王』はキャバ嬢ではなくキャバクラの経営自体に焦点を当てた、ある種の経営漫画です。主人公のアヤネもキャバ嬢として働くわけではなく店長として働くところがまた面白いところなのです……!
主人公のアヤネは歌舞伎町のNo.1キャバ嬢だっただけあって、水商売のいろはが身に染みついています。そんな彼女の縦横無尽の活躍は、あまりに痛快!経営手腕が見事すぎて、序盤でいきなりジュンから店長のポジションを奪ってしまうほど……!
また、彼女が作中で語る水商売の鉄則、経営哲学には素直に脱帽するしかないぐらい見事としか言いようがありません。かなり実用的な内容ばかりで、キャバクラ以外にも応用が利きそうなのが興味深いですね。
基本的にかっこいいことしか言いません……!
(出典):ヒマチの嬢王 コミックス1巻より
また、キャバクラが舞台なだけあって、登場するキャバ嬢の美しさと可愛さは文句なしの画力で眼福の限りですね……!私みたいなキャバクラ未体験の人でも、キャバクラがどんな場所なのか、どう楽しむものなのかが分かるかもしれません。きっとキャバクラの初学者向け教本としても価値がありますねこれは…
総評
『ヒマチの嬢王』いかがだったでしょうか?
キャバクラに対するイメージがまるっと180度変わること間違いナシ!な漫画です。単純に登場人物が可愛い子ばかりなので、ただただ癒されたい人にも非常におススメな漫画です!
ぜひご一読ください!
漫画が大好きすぎてオススメ漫画を紹介するためのブログを作っちゃいました!現在記事を精一杯作成中ですので、ここにどんどん投稿していけたらいいなと思ってます!
— マンガの達人-おすすめ漫画が見つかるブログ‐ (@AllMangaMax) 2019年12月9日
漫画好きと繋がりたいので、皆様どうぞよろしくです!