『午前3時の無法地帯』が草臥れたビジネスマンに元気をくれる隠れた名作だった件

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『午前3時の無法地帯は、2008~2009年の間にFEEL YOUNGという雑誌で連載された少女漫画(?)です。作者はねむようこ先生!、、といっても今から十年以上前の作品なので作者の名前を言われても、正直私もピンとはきていません笑

 

一応ジャンルでいうと「ラブコメディ」に属すようなのですが、正直世間一般的にいうラブコメディからは最も遠く離れてると思います!(もちろん恋愛要素はあるんですけどね!?)

主人公はとあるブラック企業(※しかも2008年当時のブラック企業なので、昨今以上に労務環境が悪い、、笑)のOLなので、ストーリー上常に仕事/恋愛の要素が出てくるのですが、その占める割合は「仕事=7,恋愛=3」って感覚です!

 

ということで、私のような労働に疲れたビジネスマンの心に響く作品なのか!?

読む前の期待値を最大限に挙げて!いざ購読です!

 

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

背表紙もカラフルでええ感じや!

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総合評価:

ストーリー ★★★★
画力 ★★★★★
キャラ ★★★★
社会の厳しさ ★★★★★

 

一番の押しポイントは、何と言ってもビジネスシーンでの数々の名言ですかね

 

全3巻で完結している作品のためキャラの深堀とかは最低限って感じなのですが、この短い連載期間にも関わらず、数多の名言が飛び出しているのが印象的です。

「絵も少女漫画風だし、普通のラブコメなのかな?」とか思っていた私を墓に埋めたくなるぐらい、ビジネスシーンが多いです。少女漫画だから~って言って敬遠するのは非常に勿体ないと思いますねぇ!これは

無理やり言えば、ビジネスラブコメディといったジャンルでしょうかね。

かなりおススメです! 

 

 

まずは基本情報から

全3巻で完結済みです。完結したのが2009年、、、って10年以上前ですね、知らなかった笑 Ebookjapanの割引キャンペーン(?)で偶々見つけたので、なんなら最近のマンガだと思ってました。

 

「全3巻のマンガやし、割とマイナー漫画かな?」と思っていましたが、よくよく調べてみるとなんと2013年に実写ドラマ化してましたこの作品!しかもキャストが主演:本田翼,助演:オダギリジョー、、、だと!?超豪華キャストやんけ!全然マイナーとかじゃありませんでした!笑

 

10年以上前の作品が重版

とんでもないロングセラー作品でしたわ。。

 

 

気になる受賞歴はと言うと、、、

調べたんですが全くヒットしませんでした笑

まぁ2008年頃の作品なので、そのころはマンガ大賞とかもなかったのでそりゃそうですよね笑とはいえ、実写ドラマの方は本田翼の初主演作品だったらしく、かなり注目されていたようです!

うわっ、美男美女過ぎて直視できねぇ。。。

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主人公の七瀬ももこが仕事と恋に奮闘する姿を描きつつ、今なお色褪せない名言が飛び交う!そして現代のサラリーマンに突き刺さる!突き動かされる!

そんなマンガです。

 

あらすじ

七瀬ももこは、デザイン系の専門学校を卒業後、イラストレーターを夢見てデザイン事務所へ就職するが、そこはパチンコ専門のデザイン事務所で、ももこの夢とはかけ離れた場所だった。しかも職場は午前3時になっても業務が終わらず、まさに無法地帯と呼べる劣悪な場所。

同期の社員が次々と辞職する中、追い打ちをかけるように恋人の浮気疑惑までもが浮上。ももこの頭にも退職がよぎるが、自身が手がけたデザインが評価され、密かに満足感を覚えていた。

しかし彼氏の部屋に行った際、ももこは彼の浮気現場に遭遇してしまい、遂に嫌気が差したももこはいつでも辞められるようにと退職届を用意した。

その後日、ももこはひょんなことから同じ階で働く多賀谷と出会い、昼食を共にする仲になり、次第に惹かれてゆく。職場では次第にやりがいを見出し、自ら退職届を放棄し、少なくとも今はこの職場に居残ると決意を表明、恋に、仕事に奮闘してゆく。

主人公:七瀬ももこが仕事と恋に奮闘するヒューマンドラマ系漫画ですね。

自分が夢見た姿と現実とのギャップに戸惑うシーンが非常に共感してしまいます。。私も子供のころは、とんでもなく素晴らしくかつ人外な存在になることを夢見ていたのですが、たどり着いた先は一企業のサラリーマンでした。涙ちょちょ切れますね。。

 

 

しかも読んでると分かるんですが、ももこが働いている会社がタイトルにもある通り午前3時になってもフロア全員が働いているような超超ブラック企業でして。。(今のご時世だと絶滅しているような当時バリバリのブラック企業です笑)

 

そのブラック具合が私の働いている会社と通ずるところがあって、、涙ちょちょ切れますねほんとに。。。

 

 

ここがアツい!

人生の名言が!

全3巻という短い連載の中で、ビジネスマンの心に響く名言が多々あります。

本当に少女漫画かっ!?というぐらいビジネスシーンの描写と名言が多いのですが、これちゃんと世のビジネスマンに届いているんですかね・・?笑

 

シーン① 徹夜明けにミスをしてしまったとき

ねむたねむたで仕事してんじゃねーよ ミスのもとだろーが
ちゃんと眠る時間確保すんのも仕事のうちだろ

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徹夜明けのミスに対して上司からの一言。

何たる正論。。!個人的には2コマ目にべっーってしてるのが好きです笑

 

 

シーン② 惹かれていた男性が既婚で不倫されていることに気付いたとき

会社とか無理
もう休んじゃおっかな…
今日立ち止まったら…明日死ぬ!! 

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前日にお相手の不倫が発覚し、朝からメンタルずたずたな場面です。

私は不倫をされたことはまだありませんが、朝の調子が悪くて「休んじゃおっかなぁ」となった経験は死ぬほどあります。。!

そんなときに一言、「今日立ち止まったら・・・明日死ぬ!!」これが働くということかッッ!これが少女漫画のセリフなのかッッ!

 

 

シーン③ 不倫をされてメンタルぼろぼろで働いているとき

今日はもう帰っちゃって
ちゃんと仕事できるようになるまで来なくていーよ

会社は働くとこだもん
働けない奴がいてもさー 

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シーン②から何とか出社して働いていましたが、仕事が中々手がつかず、そんな中での上司の一言がこちらです。

うーん辛辣!。。。辛辣だがこれまた正論なのが私の心にグサッときますッ!タバコ吸いながら働いているような職場ですが、働くことへの意識は非常にプロフェッショナルといったところでしょうか。かっこいいですね。

 

 

シーン④ 不倫相手への思いを断ち、ぶん殴ろうとしているとき

でもダサいよなぁ‥
ほんとのほんとーは格好よくスパッと諦めたかったんですけどねー…
フフ
一生懸命な時はみんなダサいよ

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普通に深いこの一言。

頑張ってる感を出さずにうまくやりたい!スマートな姿を見せたい!など思ってしまうのが人の人情だと思いますが(私はバリバリそう思って生きています)、一生懸命な時はみんなダサいそうです。ダサくていいそうです。なんだか元気が出ますね。かわいいし。

 

 

シーン⑤ 仕事ナメてる奴がいるとき

仕事ナメんなよ

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このマンガの象徴的なセリフです。

第1巻でももこが先輩から言われたセリフを、最後にはももこ自身が後輩にビシッと伝えるシーンを見ると、ももこ自身の成長を感じますし、このマンガが伝えたかったメッセージがビシビシと感じ取れますね。

 

短いセリフながらも、このマンガの中で出てきたエピソードをすべて包括している最高の名言だと思います。

というか職場で「仕事ナメんなよ」とか言われたら、私ならもう恐ろしくて糞尿をまき散らしつつその場で辞職しますね、間違いなく。

それを思うとももこはなんて立派な人間なのでしょうか。う~んファンタスティック。

 

 

総評

『午前3時の無法地帯』いかがだったでしょうか?

なんかダラダラ働いているようなサラリーマン諸君!仕事への向き合い方が変わる良い機会かもしれませんよ!

ぜひご一読ください!

 

以上