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『終末のワルキューレ』が日本中の小学5年生を気絶させにきている漫画だった件

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(出典):マンガほっと 公式サイトより

『終末のワルキューレ』は、2018年から原作・梅村真也先生、作画・アジチカ先生のコンビで月刊コミックゼノンで連載中の神々系バトル漫画です。

 

「神 vs 人類」というなんとも厨二病で魅力的なキャッチコピーを引っ提げ発売された第1巻は発売直後から極度の品薄状態が続いたほど…それだけ話題になっていた作品なのです。

私のような陰茎に毛が生えかけの厨二病野郎……いや小5のハートをがっつり掴んだというわけでしょう。私も僭越ながらキャッチコピーを見たときには心がピョンピョンしてしまいました……小5なので……

 

厨二病満タン…!用意はいいか…?アクセル全開…!な作品。それが『終末のワルキューレ』なのです…! 

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

本棚はこんな感じになる

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あらすじ

誕生から700万年が経過しても進歩の兆しがない人類は、万物の創造主である神々が1000年に1度集結して開かれる「人類存亡会議」にて、終末を与えられようとしていた。

戦乙女(ワルキューレ)の長姉ブリュンヒルデは決議に待ったをかけ、超特別条項「神VS人類最終闘争(ラグナロク)」により人類の行く末を決めてはどうかと提案する。

当初はその申し出を相手にしなかった神々だったが、ブリュンヒルデの挑発にプライドを傷つけられたことでラグナロクの開催が決定。かくして、天界が誇る最強神たちと、秘術「神器錬成」によって神器と化した戦乙女たちと共に戦う最強の人類「神殺しの13人」(エインヘリャル)による、13番勝負の幕が上がる。

(出典):Wikipediaより

あらすじのスケール感がバカデカい…!

確かに心のワクワクが半端ないことになってしまいます……!

小5気絶漫画とはよくぞ言ったもので、こんなあらすじを見せられたら一般的な小5は逝ってしまうんじゃないでしょうか……!そして実際に逝ってしまった私の立場は一体……

 

神も人類も超有名メジャーどころが登場して13番勝負をひたすら繰り広げます。出てくるキャラはパズドラかモンストでもやっておけばピンとくる奴らばかりの名キャスティング…!

「オリュンポス12神だ!」とか言われてもさっぱりパー子なわけですが、シヴァやらヘリオスやら言われると「あぁ、あの☆5のキャラね……!」となるのでやっぱりガンホーてすげえぇ……!(小並感)

 

 

 

まずは基本情報から

2020年6月現在6巻まで発売済みです。

Twitterで『終末のワルキューレ』について調べていると、作者自ら「自分の中の小5がテンション上がりすぎて気絶すると話題の”小5気絶漫画”」と言っていたことが発覚。そりゃこうなるわ……!

Twitterを観察していると、どうやら作者のサービス精神が旺盛のようで最新話の先行公開や第1話無料掲載など大盤振る舞いしているみたいです。

これだと確かに読んでみようかと手を取りやすい良い試みですね!

 

その影響なのかはいざ知らず単行本がバカ売れしているようで、既刊わずか6巻ながら
『終末のワルキューレ異聞 呂布奉先飛将伝』なるスピンオフ作品が登場している様子……流石に早すぎないか……?それもう本編じゃん……

  

 

 

総合評価

ストーリー ★★★★★★★★★★
画力 ★★★★★★★★★★
キャラクター ★★★★★★★★★★
ロジック ★★★★★★★★★★
コマ割り ★★★★★★★★★★

 

勢いで一気に読ませてきます…!

考える脳味噌は必要ないみたいです…!

とりあえず視力があって脳が腐ってる人におすすめです…!

 

あらすじにも書きましたが、本作品は人類の滅亡をかけた「神 vs 人類」の13番勝負を描いたものですので、当然それぞれの陣営から13人ずつキャラが登場するわけです。

この人選についてはGoodと言わざるを得ない…!これまた厨二病をくすぐるキャラが選出されており、作画も中々かっこよく纏まっています…!

セリフ回しもかなり厨二病を意識したもの(本当に意識してるのかは知りませんが…)が多く、神陣営も人類陣営もどいつもこいつも途中から中学2年生に見えてきます……!もはや運動会……!

 

一方ストーリー構成については若干不安が残ります。

神 vs 人間の13番勝負が終わったらどうなるのでしょう……?そこから何か始められそうな気配は今のところ感じませんが終わったら完結させるのでしょうか?

 

またストーリーで読ませるタイプの漫画ではないため単行本1冊が早きこと風の如く読み終わります。全盛期BLEACH並です。

  

 

 

ここがアツい!

中二病を発症した神と人類とオーディエンスが徹夜明けテンションで決闘をしていくぅ!

世界観とかはゴッチャゴチャなのに、かっこいい神様方と人類が徹夜明けテンションで戦い明け暮れまくります…!

 

人類代表が選出されるたびに、その人に関連する人々もオーディエンスとしてなせか登場するため、時代感・世界観とかはもうメチャクチャになります。(呂布が戦う時には観覧席で劉備と関羽がフムフム言っていたり、佐々木小次郎が戦う時には、宮本武蔵がフゴフゴ言っていたり……)

そしてこのオーディエンスズがなぜかやたらとテンションが高い…笑

扱いとしてはガヤ芸人だと思って頂いて大丈夫です。

 

単行本1冊のうち、約8.5割が戦闘シーンという非常に斬新な構成となっています。

「バカでかいスケールでかっこいい奴らを派手に戦わせたら面白いのでは……!?きっと面白いよね…!」という少年漫画の超根幹をズンゴリと実践していく、それが『終末のワルキューレ』なのです……

 

ただ、こんなにかっこいい神々と人類が登場するにもかかわらず私が『終末のワルキューレ』を読んで一番なりた”い”っっ!!と唇を噛み締めたキャラを最後に紹介しますね……

それがこちら……!

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(出典):週末のワルキューレ コミックス1巻より

お゛れ゛も゛お゛っぱい゛を゛支え゛る゛係や゛り゛た゛い゛…………!!!!

コイツが神々の中でも一番の勝ち組であることは揺るぎありません。

一体前世でどのような徳を積めばこの係に生まれ変わることができるのか……!コイツはなぜおっぱいを支えているのか…!物語完結までに名前も出ていないコイツの伏線は回収されるのか……!?

気が気じゃありません。

 

 

 

総評

『終末ンワルキューレ』いかがだったでしょうか?

おっぱいを支えられる機会なんてこの先早々ないと思われます。

ましてやこの高品質でね……

ぜひご一読ください!

作画:アジチカ 原作:梅村真也 構成:フクイタクミ ¥638