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『怪物事変』がアニメ化決定して超ド級に売れること間違いなしな万人受け王道ファンタジーだった件

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(出典):ジャンプSQ 公式サイトより

『怪物事変』は、2017年からジャンプSQ(集英社)で連載がスタートしたオカルトファンタジーマンガです。作者:藍本松先生は以前週刊少年ジャンプで『保健室の死神』を連載していた経験がある実力者ですね…(私はあまりハマりませんでしたが…笑)

 

正直購入するまではこの作品を全く知らなかったのですが、我らがEbookjapanで第1巻が無料公開されていましたので、表紙の奇麗さに釣られて手を取ってみたのが運の尽き……気付いたら全巻購入してしまいました。うーん、このガバガバ金銭感覚……!

 

結構ありきたりな題材かなぁとも思っていたのですが、ストーリー構成が非常に丁寧かつ話のテンポも非常に良し、さらにはキャラクターも個性的で好感が持てる…!と前作『保健室の死神』がいわゆる邪道物だったのに対し、『怪物事変』はかなり王道ファンタジーを意識して作られているのではないでしょうか…

 

まぁとりあえずレビューしていきます…!

行くぜ……!

※ネタバレほぼ無です!あらすじ紹介ぐらい!

本棚はこんな感じになります。

オシャレな背表紙を見ると興奮する性癖なので、『怪物事変』は堪らないですね…

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あらすじ

古来よりこの世に潜み、人に見つからないように人と関わり合って生きる″怪物″(けもの)。しかし現代では人と必要以上に深く関わろうとする…例えば子供を作ろうとするケースが多数報告されるようになった。
そんななか、血を持たぬ鬼″屍鬼″(クーラー)と人間の間に生まれた少年、夏羽。少年は化狸の隠神と出会い、不可思議な運命に誘われていく…。

 (出典):ジャンプSQ 公式サイトより 

「怪物」というちょっと人と違う存在(化狸、化狐、雪男とかとか…とにかく多数!)が人間の世に隠れて生存している、という世界観です。ちょっと雰囲気が違いますが、『ぬらりひょんの孫』と似ている世界観ですね…あちらの妖怪より本作のほうがだいぶ雰囲気がやわらかいですが…笑

 

主人公は″屍鬼(クーラー)″の夏羽(かばね)くんです。

「屍鬼って何なん……」と10人中10人が思われると思いますが、どうやら屍鬼は血を持たぬ鬼で基本的に不死身らしいです…主人公に与えてはいけない超ド級のチート能力でした笑

どうやら痛覚も持たないらしく、腕がもげようが首が取れようが体が燃えようが平気な顔で無限に再生するのです…まさに「死ぬ以外ならなんでもやります」状態なのです……!

 

夏羽(屍鬼の怪物)

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(出典):怪物事変 コミックス1巻より

 

そんな夏羽がひょんなことから出会ったのが化狸の隠神(いぬがみ)です。

隠神は隠神怪物相談事務所で怪物専門の探偵業をしており、夏羽を自身の事務所にスカウトするところからこの数奇な物語がスタートするのです…!

 

隠神(化狸の怪物)

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(出典):怪物事変 コミックス1巻より

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(出典):怪物事変 コミックス1巻より

 

こうして夏羽は「怪物屋」で働くようになり、そこから同事務所の仲間と友情をはぐくみ、そして敵と戦っていく…という王道ファンタジーが始まるわけなのです!

 

 

 

 

まずは基本情報から

2020年7月現在、単行本11巻まで発売済みで現在もジャンプSQで連載中です。

累計発行部数の情報は全然出ていなかったので不明なのですが、唯一見つけた情報として第6巻の初動売上部数が約2万部だったみたいです(同時期に発売された『鬼滅の刃』13巻が約5万部)。

やはり週刊少年ジャンプの作品よりは注目度は劣るようですが、なんと最近アニメ化が決定したこともあり、今後一気に注目を集めるようになるのではないでしょうか…!

アニメは2021年からっぽいですね。

 

受賞歴はと言うと

  • 次にくるマンガ大賞2018 13位
  • 第13回全国書店員が選んだおすすめコミック

にしっかりノミネートされています。さすがです…

それにしてもこういった賞を早めに受賞している作品は本当にその後の勢いがスゴイ……!!外れナシで全部売れるからやはり審査員の見る目が半端ないのでしょうね…私もマンガを審査する仕事したい…(本望)

 

 

 

総合評価

ストーリー ★★★★★★★★★★
画力 ★★★★★★★★★★
キャラクター ★★★★★★★★★★
ロジック ★★★★★★★★★★
コマ割り ★★★★★★★★★★

非常に完成度が高い王道ファンタジー…!

夏羽の隠された過去とは一体…!

 

冒頭でも喋りましたが、ストーリーのテンポが非常に軽快・そして一目で状況が分かりやすい奇麗な絵柄が相まってかなり読みやすいマンガとなっています。序盤の掴みとしては文句なしの好スタートが切れている作品ではないでしょうか……話の構成・目的が分かりやすく万人受けするタイプのマンガです。

 

登場するキャラクターも個性的なキャラばかり。

前作『保健室の死神』でも思いましたが、藍本先生は特徴的なキャラクターを描くのが上手ですね…!特に今回は「怪物モノ」ということで前作以上に引き出しが多いように感じます…!今後もさぞ魅力的なキャラクターが登場してくることでしょう。

 

物語の根幹として「夏羽の両親とは一体…?、そして過去に起きた怪物事変とは……!?」という謎に迫るべく話が進んでいくのですが、現在11巻でもそのなぞはまだ解き明かされていません……

「あぁ気になる……早く新刊発売してくれないかなぁぁぁぁああ…!!?」と半ば逆ギレ気味にストーリーの進展を心待ちにしている読者が全国に多数いるはず…笑

 

 

 

ここがアツい!

夏羽の独特なキャラクターがいい!主人公が一番魅力的ってのがいいよね!

夏羽のキャラクター像が独特で一番好きなのです…!

幼少期より人との関わりを最小限にして生きてきた夏羽は、一般的な感覚とガッツリずれており、そのよく分かっていないが故のツッコミどころ満載な行動なんかが魅力的です…

また、夏羽最大の特徴と言っても過言ではない不死を活かしたとんでも行動も非常に面白く要注目ですね…!お風呂の温度を上げるために自分の手をちぎって薪の代わりにするシーンはすげえな…って思いました笑

不死ゆえに敵味方問わず攻撃を食らいまくるのですが、胴が切れようが燃え尽きようが一瞬で再生するシーンもおもしろいですね…おっとりしながらも不死ゆえの死生観にゾッとさせられるシーンも多々あります…イマドキの少年漫画の主人公としては花丸を上げたいですね!

 

 

総評

『怪物事変』いかがだったでしょうか?

アニメ化が決まった今が一番の単行本追いつき時ではないでしょうか!?王道ファンタジーゆえに読む人を選ばず、どんな人でも楽しめる良作だと思われます…!

ぜひご一読ください!